個人年金の種類別メリットとデメリット

定額個人年金のメリット・デメリット

定額個人年金というのは、支払われる保険金が定額であるというものです。契約の時点で年金額が決定するタイプの個人年金ですね。変額個人年金と比較した場合、安定を重視するタイプと言えます。

 

比較的、多くの人が安定を求めるのが年金です。そう考えると、定額個人年金のメリットも見えてきます。やはり、安定というキーワードが最大のメリットでしょう。

 

もっともそれだけではありません。契約時に年金額が決定するという事は、老後のライフプランを立てやすいという事です。いくら受給できるというのが決まっているので、生活費にどの程度充てられるかという事を早くから把握できるのです。そうなると、やはり不安は少なくなります。

 

逆にデメリットはというと、変額と比較した場合、好景気の恩恵を受けないという点です。現在、世界は未曾有の不況真っ只中です。ただ、逆に言えば、今が底とも言えます。今後好景気となり、各会社運用が上手くいった場合でも、定額なので反映はされません。そういう意味では、良くも悪くも安定という事になります。

 

基本的に、年金は安定している方が良いので、デメリットとは言ってもさほど問題とはいえないというのが実情です。後は、そのプランが割高か割安かという点をしっかり見極め、選択するようにしましょう。

 

個人年金というのはどうしても投資の要素が強いのですが、この定額プランがあるからこそ、年金としての形式を保っていると言えるのかもしれませんね。